映画 「地下鉄(メトロ)に乗って」 レビュー。

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映画 「地下鉄(メトロ)に乗って」 レビュー。
主な出演者は堤真一さん、岡本綾さん、大沢たかおさん、常盤貴子さんです。
作家、浅田次郎さんの長編小説を映画化したものです。

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地下鉄を通じて時空を超え、過去へとタイムスリップした主人公が、家族の過去をたどる真実の愛の物語です。
書籍「地下鉄に乗って」は、徳間書店から刊行されています。
主人公の真次が、ふとしたきっかけで地下鉄の出口から外に出ると、そこは昭和39年の東京でした。
主人公はそれ以来、何度もタイムスリップを繰り返すようになり、若き日の父親に出会うことになります。
ある日、主人公の真次は、弟から、父親が倒れたので見舞いに来てくれとの電話を受けました。
奇しくもその日は事故死した長兄の命日でした。
真次は、父親の傲慢さに反発し、折り合いも悪く、早いうちに家を出て籍も抜いていたので、父親には長い間会っていませんでした。
真次は、帰宅の途中、地下鉄駅の構内を歩いているときに若き日の兄に似た若者を見たのです。
その若者の後を追って地下鉄の出口を出ると、そこには懐かしい昔の風景が広がっていました。
そこは、なんと昭和39年の東京、真次の育った町だったのです。

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戸惑う真次。

真次は、自分がタイムスリップしたことに気付きます。
タイムスリップは真次の愛人である道子にも起こりました。
真次と道子は、その後何度かタイムスリップを繰り返し、その途上で、若き日の真次の父親と道子の母親に出会うことになります。
出征する日の、若き日の父との出会い。
満州から戻り、危ない橋を渡り歩く闇市商人時代の父。
三人の子供を愛し、長兄の死んだ日には、陰で嘆き悲しむ父。
何度かの出会いの中で真次は父親を理解するようになったのでした。

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だが、真次と道子の二人の前に衝撃の真実が明らかになります。
そして、道子の重大な決断。
決して知ることのできない、自分の両親の青春時代です。
それをタイムスリップで知ることができました。
タイムスリップという形を借りて、親子の愛憎を描いた作品とも言えます。
見ていてとても残念なのは、道子の決断でした。
どうしてあのような決断を下すのかが理解しずらいような気がします。
もう少し、真次と道子の愛を描いて欲しかったような気もします。
全体にレトロ、セピア調、郷愁感が漂う作品です。

登場人物や時代設定が、自分の生きてきた時代・体験と合う人の場合は、かなり感情移入がある作品だと思います。
昭和初期の地下鉄や、東京オリンピックの頃の町並みも楽しむこともできます。
年配の人、自分の親が生きた時代のことを知りたい人などにお勧めします。

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